
前ステップでは、腰部分を中心とした改造、及び下半身の組み立てを行いました。ここまで出来ればEz-8の製作もいよいよ大詰めです。今回は胸部コクピットキャノピーを開閉式に改造します。あと、おまけに胸部パーツの可動部の強化を行います。
◎STEP−6 製作5
本ステップはコクピットのフタを開け閉めできる様にする改造を行います。こう言ってしまうと身もフタも無いですが、ハッキリ言って必要の無いものです。それは全く手を加えなくても、接着さえしなければフタは開け閉めできるからです。しかし、敢えて手を加えてしまうのは、もしかしたら人の性かもしれません。
1.可動パーツの製作
2.フタの加工
3.胸部パーツ可動部強化

図 キャノピー部の可動パーツ
まずは、可動パーツから。今回は上図の様な形の可動パーツを製作します。ここで注意したい点は、支持部パーツの中心より少しずれた位置にシャフトが貫っている事です。これは可動の回転軸の中心をずらす為です。こちらの支持部パーツを胸部本体内側に固定します。

そしてもう一点は、シャフトパーツの他端もシャフト状になっている事です。こちら側には上図の様にフタパーツが付き、こちら側でも可動する仕組みです。このキャノピーの可動化は、2箇所を同時に可動させる事で実現しています。

図 胸部本体側への取り付け
次に可動パーツ支持部を、胸部本体に上図の様に取り付けます。これで表側からフタを取り付ければ、一応完成です。

図 キャノピーの開閉(2段可動)
上図は、左図が閉じた状態、中央図が本体側可動部側による可動、右図でフタ可動部側で可動し開いた状態です。

図 キャノピーを開いた時の正面側
これでコクピットキャノピー可動化は完了です。こうしてまとめると随分簡単に思われる事でしょうが、ここの可動化の計画には、実は結構時間がかかっています。発案→試作→テスト→見直し、というサイクルを幾度となく繰り返した結果、今回の様な2段機構の発案に至りました。どうしても1段では可動範囲が狭くなってしまい、コクピット内部に支持部を置くと、格好悪くなってしまう等、試行錯誤を繰り返しています。しかし実は、ここまでコクピットを改良をする必要は余り無いかもしれませんね。

図 胸部パーツ可動部の加工
続いて、おまけですが胸部装甲の可動部を強化します。実は塗装したあと支持パーツをハメて動かしてみた所、いとも容易く折れてしまった為、応急処置として実施します。言い訳がましい様ですが、可動する箇所は強度がある方が安心です。という訳で上図の様に両パーツを加工して穴を開けます。この時中心がズレると、可動した時に動きがおかしくなる場合があるので注意しましょう。次にシャフトを製作します。

図 アルミ製のシャフト
プラ棒やランナーで製作しても良いのですが、アルミ製の方が丈夫な上、少々豪華で見栄えが良い気もするので、今回はアルミで作ります。実は園芸用のアルミの針金を短く切り、断面を加工しただけの物です。しかし強度は十分、しかも加工もし易いので私は多用しています。レジンキットの仮組の補強用にも最適です。簡単に曲がるので多少ならポーズの変更も出来ます。ハッキリ言ってお奨めです。前ステップで腰両側部装甲を支えているパーツも、このアルミ製の針金を加工したものです。今回もφ2mmのものを使用しています。

図 組み付け状態
それぞれを組み付けると上図の様になります。写真が少々悪いですが、加工前よりも太くてしっかりしたシャフトが付いています。これは軸受部にもφ2mmのドリルを使用している為、穴が少々キツ目で角度を維持できます。