
今回は、前回の続きで頭部の改造です。主に首部の可動化を中心に実施したいと思います。
◎STEP-3 製作3
首部分は、キットのまま組み立てると水平面上でしか回転しません。それでは少々面白みに欠けるので、グリグリ可動する様にしたいと思います。具体的には、下図の様なポリキャップを使用して実現しようと思います。

図.首可動に使用するポリキャップ
今回はコトブキヤさんから発売されている「ポリユニットスタートセット1」(D-718定価¥300)の球形ポリキャップ中最小ものもを使用しました。サイズはいつも通り、作業マットに描かれた1mmマスから推測して下さい。最近は便利な物がありますな。昔は、ポリキャップパーツは余分が付いてたりしたので、結構その余りを使ったりしたものですが、最近のキットはどうなんでしょうか。

図.ポリキャップ支持パーツ
上図の様なパーツを作ります。良く見ればランナーから切り出したパーツである事が解ります。実は、この仕組みを考案するのに少々時間を要してしまいました。

図.顔面パーツ裏側
前ステップで加工した顔面パーツを更に加工します。解り難いかもしれませんが、両頬の部分にプラ板の切れ端、口(などと呼称できる箇所は無いが)の裏側にランナーを加工したパーツを、それぞれ追加しています。これだけでは何を意図しているのか殆ど解らないと思います。上2つの写真のパーツを組み合わせ、下図の様な状態にします。

図.ポリキャップ固定部
ここまでくると、意図も明確になると思います。ランナーから切り出した2本のパーツの、その特異な形状はポリキャップメスの両側面に突き出た支持部を固定する為です。この支持パーツの切り欠き部が、顔面パーツの接着面とツラになる様に長さを調整する必要があります。そうしておかないと、後からポリキャップメスが入らなくなります。本当はポリキャップメス自体回転出来る様にも考えましたが、かえって首の可動範囲を狭める結果になりそうだったので、今回ポリキャップメスは固定にしました。因みに、顔面パーツの内側にプラ板等を追加したのは、ポリキャップ支持バーツをハメ込んだ時の位置を固定し、且つ固定強度を得る為のものです。ゲンゴウ合わせ願います。

図.首部ポリキャップ固定
実際にポリキャップメスをハメ込むと、上図の様になります。ポリキャップ上方の支持部は全て切断、両側面の支持部も適切な長さに切断してあります。ポリキャップ自体を可動式にするには、可動スペースを稼ぐ必要があり、固定位置をもっと上方に持って行かねばなりません。そうすると、顔面パーツ下部の切り欠きを更に大きくする必要が生じ、又ポリキャップオスの支持部がもっと長くなくてはなりません。ポリキャップの材質の特性、及びサイズの小ささから、オス支持部の延長は困難です。逆に固定位置を下げ、完全に固定してしまえば、顔面パーツ下部での可動範囲は狭くなるので、加工は最小限で済み、ポリキャップオスの支持部の長さも必要なくなります。文才乏しい身故、上手く伝わらない事と思いますが、まぁそんな感じです。

図.目LEDハンダ付け
前ステップで製作した目LEDは、顔面パーツ内部では、上図の様に納まります。上図はLEDの足をそれぞれハンダ付けしているところです。因みにここで使用しているミニ万力は、昔、某O須A横2号館で¥500で購入したもので、既に3代目になります。電子回路の製作などには大変便利です。話が逸れましたが、上図の様に目LEDが2つ納まり、この上ポリキャップ固定パーツが顔下半分近くを占める為、スペース的にはこれでメイっぱいです。補聴器用のボタン電池すら入る余地はありません。入れたところで、電池交換を可能にする機構が思い付きません。私の知略の泉も遂に枯れ果てたと見えます。もともと私にそんな泉は存在しませんが何か。

図.目LED電源供給方式
従って、電源は外部から供給する様にします。外部電源供給方式の利点は、電源(電池)サイズに制限が無い、内部電源の交換、及び交換機構が不要、制御が容易、という点でしょうか。逆に欠点は著しく外観を損なう事です。これはリアルさを追求する模型に於いて致命的とも言えます。その結果が上図です。ハッキリ言って失笑を禁じ得ません。断腸の念で後頭部からLEDの足を出しました。外部へ出す以上どこへ出しても同じなので、最も出し易いところから出しました。格好悪い事この上無いですな。

図.首部本体側の改造
次に本体側の加工を行います。首回転用の溝は切り落とし、切断面中心に穴を空けます。Φ2.2程度だと思います。ポリキャップオスの支持部径がΦ2.5程度だったので、少々キツ目にしておきます。もし、緩くなってしまったら、首部裏側にΦ1.4くらいの穴が空いているので、そこでビス締めしても良いでしょう。

図.頭部パーツを本体に組み付けた状態
上図は、頭部と本体を組み付けた状態です。物憂げに小首を傾げる仕草さが、アンニュイ感を醸し出しています。しかし、この様な自由な角度の可動が可能になった事で、更に表情が豊かになった感じがします。
今回は首の可動化の改造を中心に実施しました。今回残された問題は、LEDへの電源供給の問題です。どの様に電源を外部から供給するのか。既にLEDの足を後頭部から外へ出してしまった以上、外部電源供給方式を変更する事は出来ませんが、さてどうしたものでしょうか。只今、検討中です。